昨日、他施設へ異動される利用者さんを送って行きました。利用者さんの長男さんやご兄弟が近所に住まわれる施設に空きが出たとのことです。
六万寺園を出発する時には、複数の職員でお見送りしました。利用者さんは涙をぼろぼろ流しながら、「ありがとう、ありがとう」と泣いておられました。
車中、何度も涙をぬぐいながら運転する職員に向かい、六万寺園への感謝の気持ちを伝えて下さいました。
「ほんまにみんな、よう(良く)してくれた。ほんまによう(良く)してくれた。息子の家の近くになるのはうれしいけど、やっぱり新しいとこ行くの寂しいわ。そっちがいいとこゆうても(言っても)やっぱり寂しいわ。みんないい人やった。ここがよかったわ」と。。。
「新しいところも、優しい人ばかりだと聞いているので安心して下さい。なにより息子さんたちにも頻回に会えるようになるんですから、うれしいじゃないですか」と職員が声をかけると、「そうかなぁ。それやったらええなぁ」とやっと笑顔を見せて下さいました。
利用者さんのお言葉は本当にうれしく、ありがたく、六万寺園に戻ったらさっそく回覧を作成し全職員に伝えました。私たちがこの仕事にやりがいを感じ、更に頑張ろうという気持ちにさせて頂いた貴重なお言葉でした。
いつまでもお元気で。